空き家・家財(遺品)整理

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実家の荷物「片付けたい私」「片付けたくない親」〜5年後を考えた家財整理のススメ〜

実家を訪ねるたびに様々な所に乱雑に置かれた荷物。
荷物の片付けを手伝わなければと頭の片隅で思いつつ、
優先順位が後回しになっているのが現実です。

物を大事にして、なかなか物を捨てられない親世代の家財。

この荷物たちはいつ誰がどのタイミングで片付けるのでしょうか。
兄弟は県外に住んでいて、手伝えるのは私だけ・・・
少し荷が重いのが本音ではないでしょうか。

何をどのように片付けていけばよいのか
親はどうすればやる気になってくれるのか

気になる悩みが解決できる様、
家財整理についてご紹介します。

目次
1、5年後を見据えたこどもが気になっていること
2、家財整理をする時に出やすい不満、思い
3、これで納得!家財整理を行うメリット
4、何からすればいいの?
5、家財整理の手順
6、家財整理を業者に頼むとどうなるか
まとめ

1) 5年後を見据えたこどもが気になっていること

元気な両親を見て、周りも「まだ大丈夫」「まだ若い」と思っているけれど、
5年後はどうなっているのか・・・
病気になって突然の入院、介護を迫られるのではないか、
色々な事を相談する前に、痴呆が進んでしまったらどうしよう。
これから起こり得る、不安や気になることをあげてみます。

「もし、同居することになったら」

・住居のリノベーション
・家財、家電の厳選、処分
・引越し

家を住み変えるとき、今使っている家具や荷物を厳選する必要があります。
家電や水回りを共有することになればで、
今まで使っていた家財を処分することになります。
大きな荷物をどう片付ければいいの?
どこに持って行けばいいのでしょう。

「もし、親が長期入院、施設入所することになったら」

・今住んでいる住居をどうするか
・退院してからの暮らしを考える
(バリアフリー、手すりの取り付け、ベッドを置くスペース、
歩きやすい導線の確保など)
・防犯、貴重品の管理

家に誰も住んでいない状況が続くと防犯面が心配です。
退院してからどうのように住むのかも検討しなければなりません。

「もし、親が死んでしまったら」

・葬儀の手配
・役所への届け出、生命保険等の申請書類の手配
・遺品整理
・遺産分割協議書の作成
・住宅の手続きや処分など

悲しみに浸る間もないまま、様々なことを手配していかなければなりません。
最近では核家族化が進み、両親とこどもが別々の世帯で住んでいる家族が増え、
遺品整理に苦労している方が多いようです。

2)家財整理をするときに出やすい不満、思い

物を捨てずに大事に取っておく「もったいない親世代」
VS
必要な物だけで厳選して暮らしたい「断捨離こども世代」

価値観が違うのはしょうがないこと。
片付けをする前に、親、こどもの心境を理解する必要があります。

もったいない世代の言い分

・片付けはしんどいからしたくない
・すぐに「捨てよう」って言われるのが不満、あれこれ言われたくない
・今は元気だし不便なく暮らせている
・ゴミの出し方がややこしくて分からない
・片付けを誰かに頼むと、勝手にポンポン思い出まで捨てられそうで嫌
・家具の配置や環境が変わると不便
・死に支度をするようで嫌だ

断捨離こども世代の言い分

・足腰が弱ったときに物が多い家で転倒しては大変
・大きなタンスや食器棚が地震で倒れたら危ない
・両親が死んだら実家の家はどうなるの?
・家財を整理して気持ちもスッキリして欲しい
・高価な物を捨ててしまっては大変なので親が一緒に片付けて欲しい
・家財整理をするよう親に言うと喧嘩になる。説得が難しそう。

遠方に住む兄弟の心境

・休みを取ってまでは片付けに行けない
・荷物が溢れかえった家に里帰りするのは躊躇してしまう
・誰かに任せたい

3)これで納得!家財整理を行うメリット

実家の家財整理を行うには、親の意見を聞くことが大切です。
意見を無視したり、強引に話を進めてしまうと、
片付ける意欲を無くしてしまいます。
生前整理を行った際にどのようなメリットがあるかも伝えしましょう。

家財整理を行うと「親は」

・気持ちがスッキリする
・つまずきの防止になり、転倒が抑制される
・使いたい物がすぐに見つかり、探す時間が減る
・快適で清潔な環境になり健康につながる
・掃除が楽になる
・本当に必要な物が何なのかわかる
・忘れていた財産が出てくるなど、身辺整理ができる

家財整理を行うと「こどもは」

・親が残したい思い出や希望したことを後に伝えられ、一緒に片付けられる
・死後、遺族にかかる家財整理の負担を減らせる

家財整理を行うと「兄弟は」

・貴重品を査定に出しておけば相続の際にスムーズ
・生前に財産の整理が把握でき、遺品分割協議での揉め事が減る

ご本人だけではなく周りの家族にもメリットがあるという事を伝えましょう。
安全で快適な家に住んでもらうために、家財を整理することはとても大切です。

4)家財整理何からすればいいの?

家財整理を親が承諾してくれたら、何から始めればいいのでしょうか?
「家財整理を行うための準備」を始めましょう

①家財がどれだけあるか把握する
②処分する物、とっておく物を決める
③誰がするのか決める
④親戚、兄弟にも家財整理をすることを伝える

親と子だけが片付けを了承してしまうのではなく、
親戚や兄弟への声かけは後々にトラブルを避けるためにも大切なことです。

5)家財整理の手順

家財を効率よく片付けていくことが大切です。
年配の方や、認知症を患っている方は、
急に生活の空間に変化があると混乱してしまう方もいらっしゃるので、
その方に合った状況と方法で片付けを始めましょう。

まず、あちこちと片付けるのではなく、
部屋、扉ごとに片付けていくといいでしょう。
身近なものから→非日常なもの→大きな家具や家電
の順に片付けていくとスムーズです。

長期的にゆっくり行う場合

①本、紙類、ゴミ袋に入れられる処分しやすいものを片付ける
②衣類、バッグ、小物、アクセサリーなど身に付ける物の選別
高価なものになれば相続問題に関わってくるので、
貴金属、宝飾品はプロに査定を依頼することをお勧めします。
③小さな家電、椅子など一人で運べる物の処分の選別
④棚や押し入れに収納している物を並べて処分の選別
⑤思い出の品を整理しましょう。ビデオテープなどはDVDに焼く、
人形ぬいぐるみは人形供養やオークションなどを利用することができます。
こどもの工作や作品などは写真に収めるという残し方もあります。
⑥家具や家電など大きい物
リサイクルショップなどで引き取ってもらえるか確認し処分する。

自治体ごとに違いますが、粗大ゴミ処理券を購入し回収してくれるサービスもあります。

処分するか悩んだ物は、再確認する日を記入しておいて、
記入日に再検討するようにしましょう。

6)家財整理を業者に頼むとどうなるか

実家を片付けたいとは思っていても、個人で片付けるのは時間も体力も使い大変です。
例えば、実家が遠方で帰る機会がない、
大きな家具や片付けるものが多すぎて手をつけようがないなど…。
そんな時は、業者に片付けを相談するのがおすすめです。

業者に頼むメリット

・スピーディーに片付けてくれる
・大型の家具や家電も運んでくれる
・廃棄ゴミもお願いすれば適正に処分してくれる
・家の中にある家具の移動などもお願いすればしてくれることもある
・本当に助かる!!

実際に岡山で家財整理を業者に依頼した方がいらっしゃいますので、ご参考までにご覧ください。
https://mirasuppo.com/kazaiseiri_zisseki

・事前に見積もり依頼
・片付け1日目、家財整理作業、簡単な清掃を1日で行い、2トン車2台分の家財を回収
・片付け2日目、拭き掃除を行い鍵の返却

粗大ゴミの持ち込みには、事前予約が必要な自治体が多く、
車で一度に運べる量も限られるので、自分たちで何回にも分けて運ぶのは本当に大変です。

遠方の方やお仕事で現地に出向けない場合も、
テレビ電話などで現地の状況を見ながら片付けてもらうこともできます。
一度Miraiサポートプロジェクトへご相談ください。
https://mirasuppo.com/seirisoudan

まとめ

親が5年後、10年後も元気で暮らしていることを望んではいますが、
先を見据えて様々なことを準備しておかなければなりません。
この記事を読んで、

『今自分の生活に最低限必要な物の選別』
『大切な思い出の整理』
『もしもの時に残された遺族のための準備』a

について考え、家財整理を始めるための手がかりになればと思っています。
親だけではなく、こども達の心労も軽減できます。
家財整理が終了し、気持ちよく快適になった家に友人や家族を家に迎え入れれば、
今以上に暮らしが豊かになるでしょう。

岡山での「家財整理」のご相談はMiraiサポートプロジェクトへ、
家財整理について専門的な知識でお客様のお悩みにお答えいたしますので、
安心してお任せください。
お問い合わせはこちらまでhttps://mirasuppo.com/

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